筋収縮性頭痛や片頭痛などの機能性頭痛は
頭蓋部の神経痛、眼・耳・鼻・歯などの異常、頸椎の異常と考えられており
原因・程度にもよりますが改善が可能です。
【筋収縮性頭痛】
非拍動性で、持続性の慢性頭痛。しめつけられるような痛み・頭重感、
頸・肩のこりを伴うことが多く悪心・めまいを伴うことがある。
【片頭痛】
拍動性・反復性の慢性頭痛で、多くは片側性。疲労・ストレスなどで誘発されやすく、
十分睡眠をとると楽になることが多い。
悪心・嘔吐・肩こり等の随伴症状、閃輝暗点等の前駆症状がみられることもある。
閃輝暗点・・・目の前がチカチカしたり、暗くなったり、見えづらくなる症状
※ 片頭痛は血管が拡張してズキズキと痛むので、冷やすとある程度症状は治まります。
東洋医学的には・・・
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①生活の不注意などにより風、寒、湿、熱などの外邪が身体に侵入することに起こるが、
その中でも風邪が主体となって起こると考えます。
(Ⅰ)風寒による頭痛 : 寒邪が作用して頭部に気血の運行障害が生じると起こる。
(Ⅱ)風熱による頭痛 : 熱邪は炎上する性質があり、気血が頭部に逆乱すると起こる。
(Ⅲ)風湿による頭痛 : 湿邪が体内に侵入して陽気が損なわれ、頭部に行き渡らないと起こる。
②精神と深い関係がある “肝” が、ストレスや怒りの感情でより病み、その主な生理作用である
疎泄作用が障害され頭痛が起こると考えます。
主に怒りっぽい、イライラしやすいタイプの人がなり易く、胸がつかえたり・不眠・ため息がよく起こります。
③暴飲暴食等により胃腸の消化吸収作用が低下し、体内に水分が溜まり過ぎることにより起こります。
雨の日や湿気の多い日、梅雨の時期に調子が良くない、身体が重い感じる方はこのタイプです。